業務内容

診療報酬請求精度診断(レセプト診断)

　診療報酬は度重なる改定により、複雑化する一方で、難解なものとなっています。さらに、診療行為の実施、算定に当たり、様々な要件を満たすことが求められており、業務の煩雑化を招く要因の一つになっています。
しかしながら、患者に必要かつ、十分なサービスを提供するためには、自院の機能を最大限に活かした取り組みが必要です。
レセプト＝診療報酬明細書は、単なる請求明細だけではなく、自院の診療機能を映す鏡であり、仔細に解析し、可視化することで、具体的な課題と対応策が見えてきます。さらに、施設、設備、人員構成。診療機能を含めた検証を行うことで、新規の取り組みや、病床再編など、進むべき方向性を示唆することが可能になります。

診療機能の分析

　専門職の配置、施設、診断機機器と診療内容の解析により、現時点の診療機能を知ることは、地域で求められる役割を明らかにする第一歩です。将来、目指すべき方向性を示す羅針盤として現状分析が不可欠です。

病棟再編

　入院診療機能の分化が進められる中は、急性期、回復期、慢性期の治療ステージでの立ち位置を明確にすることが必要ですが、単一の診療機能だけでは地域の患者に応えられないのが現状です。したがって、患者ニーズに応じた病棟機能の再編も視野に入れた取り組みが不可欠です。

施設基準の届出提案

　診療報酬の対価を確保する上で、施設基準の要件を満たした上で行う診療行為がより、高く評価される仕組みです。また、届け出可能な施設基準を届け出ていないために、算定に繋がらないケースもあります。

各種加算等の取り組み提案

　医学管理料、入院基本料等加算の項目は、多くの項目が設定されていますが、取り組みが不十分なケースが少なくありません。近年はとくにコメディカルによる項目が増えています。
医師だけではなく、コメディカルによる診療サポート体制を構えていくことが治療効果を最大限に高めていく取り組みに繋がります。

医事業務改善

　診療報酬の算定は、複雑化の一途で、漏れのない完全請求が難しくなっています。また、審査機関による査定は厳しさを増す一方で、査定対策は欠かせない取り組みです。更に、定例報告をはじめ、事務作業は増え続けるばかりで、業務の効率化を急ぐ必要があります。
また、医事課は院内情報が集約される部署ですが、患者数、収益、診療機能等の様々なデータを集計、分析することで、収益向上につなげる役割が求められています。

上記内容の実務支援

　経営・運営上の実務支援。例えば、増収、増患に向けた取り組みにおいて、具体的に何をどの様な手順で行えばよいのか、目的を明確にし、計画立案から、実践の取り組み支援を行います。
また、会計事務所のクライアントの実態把握、収益向上に向けた機能分析も承ります。